読んだ本『死にぞこないの青』
ま、正確には昨日読んだ本なんだけど。
昨日は書く暇なくて。
いやー……
ぎょっとした。
これは、わたしの子供時代そのものだ。
主人公の性格とか、きっかけとか、細かいところはもちろん違う。
でも、先生のやりくちとか、クラスの雰囲気の変化とか、本人の心理状況とか。
そのものだ。
まさか、こんな設定を思いつく人がいるとは思わなんだよ。
びっくりしたよ。
あるんだよー。こういうことが。現実に。
世間が思ってるより多いと思う。
表に出にくい事例だから。
なにが怖いっちゅうて、これが起こった場合、子供の力で自力救済は無理だってことだよな。
親が介入しても、どうだろうね。
よほど……なんらかの権力があるか、弁が立つか、なりふりかまわない親でないと。
で、そういう親の子は最初からターゲットに選ばれないような気がするし。
だから最後に、「ああやっぱりこういう解決方法に行き着くんだな」って。
「あたしも、ずーっと、こういうことばっかり考えてたよな」って。
渦中にいたからわからなかった。
この本を読んで、わかった。
そうか。あの先生、クラスをまとめるために、ああいうことをしたんだ。
生け贄の羊がいなかったら、出来なかったんだ。
その程度の力量しかなかった教師だったんだ。
うん。
大人になってみて、当時を振り返ると、わかるんだ。
ちょっと変わった授業をやるときには、余裕がなくなってたなあとか。だから利用されたよなあとか。
人間として、ものすごくいまいちな人だったなあとか。
何が悔しいといって、そんな野郎が自分を形容する言葉、「お前は本当にだめなやつだなあ」とか「根性がひねくれている」とかっていうのを、一瞬でも信じたことです。




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